暮らしのレシピ帖

料理初心者が最初に覚えたい6品|失敗しないおばあちゃんの和食レシピ

失敗しない理由は、シンプルだから

約6分で読める

「料理が苦手」という人の多くは、最初に複雑なレシピを選んでしまっている。おばあちゃんの料理から始めればいい。材料は少なく、工程はシンプル。「だいたい」でいい料理には、初心者が失敗する余地がない。

この記事では、料理初心者でも失敗せずに和食の基本が身につく6品を紹介します。

料理初心者はまずこの3つから始めればOK

迷っているなら、まずこれだけ覚えればいい。

① 炒める料理(なすの味噌炒め)
材料3つ・5分で完成。「炒める」という調理の基本が身につく一品。

② 煮る料理(肉じゃが)
鍋に入れて待つだけ。和食の定番「煮る」が自然と覚えられる。

③ ご飯もの(やきめし)
炒め物の応用編。火加減を体で覚えられる、失敗しても食べられる料理。

この3つが作れれば、「炒める・煮る・ご飯もの」という和食の柱が揃う。
あとは好きな料理を少しずつ増やすだけ。


「料理が苦手です」という人に話を聞くと、
たいていの場合、最初に作ったものが難しすぎた。

凝ったソースのパスタ。フライドチキン。本格カレー。
そういうレシピは、慣れた人には楽しいけれど、初心者には罠だ。

おばあちゃんの料理から始めればよかった。

おばあちゃんの料理が初心者向きな3つの理由

・材料が少ない
特別な調味料がいらない。
醤油、味噌、砂糖、酒、みりん。
この5つさえあれば、ほとんどの料理は作れる。

・特別な道具がいらない
フライパンひとつ、小鍋ひとつ。
一人暮らしの狭いキッチンでも十分。

・「だいたい」で成り立つ
おばあちゃんのレシピに「180ml」や「小さじ2/3」は出てこない。
「このくらい」「いい色になったら」。
ひとり分の加減は、目分量のほうがむしろ調整しやすい。
おばあちゃんが計量しない理由はこちら →

それでは、初心者がまず覚えてほしい6品を紹介する。

① なすの味噌炒めの作り方——はじめての「炒める」

最初に覚えるべき調理法は「炒める」だ。
料理の中で、最も素早く完成する。

なすを切って、油で炒めて、味噌だれを絡める。以上。
味噌だれは「味噌・砂糖・酒を同量」で混ぜるだけ。

慣れればここから応用が広がる。
なすをピーマンに変えても、豆腐に変えても成立する。
「炒める×味噌だれ」の組み合わせを体で覚えると、料理の幅がぐっと広がる。

ここだけ気をつければOK:
味噌だれは火を止めてから絡める。焦げにくくなって、初心者でも失敗しにくい。
なすの味噌炒めの詳しい作り方はこちら →

② やきめし(焼き飯)の作り方——炒め物の応用・火加減を覚える

なすの味噌炒めに慣れたら、やきめしに挑戦してみる。
ご飯を炒めるのは、野菜を炒めるより少し難しい。
ベタつかずにパラパラにするには、火加減のコツがいる。

でも、うまくいかなくても食べられる。
ちょっとベタっとしたやきめしも、十分おいしい。

失敗が許される料理で、火加減を覚えることができる。

ここだけ気をつければOK:
冷やご飯(冷蔵か冷凍)を使うとパラパラになりやすい。
炊きたてより、前日の残りご飯の方がうまくいく。
やきめしの詳しい作り方はこちら →

③ 肉じゃがの作り方——和食の定番「煮る」を身につける

「煮る」という調理法は、炒めるより簡単だ。
材料を鍋に入れて、弱火にして、待つだけ。

肉じゃがは、和食の煮物の中でも一番わかりやすい。
醤油・みりん・砂糖で甘辛く煮れば、それだけで完成する。

1回作れば2〜3食分になるのも、初心者に嬉しいポイント。
「煮物は次の日が旨い」も、ここで実感できる。

ここだけ気をつければOK:
じゃがいもは大きめに切ると煮崩れしにくい。
あとは弱火で10〜15分、ふたをして放っておくだけ。
肉じゃがの詳しい作り方はこちら →
一人暮らしでも続けやすいレシピはこちら →

④ けんちょう(大根と豆腐の煮物)の作り方——野菜だけで作れる煮物

肉が入らない煮物にも、挑戦してみてほしい。
山口のおばあちゃんが作るけんちょうは、大根と豆腐だけで完成する。

「豆腐を崩しながら入れる」という一手間が、料理をうまくする。
出汁をとらなくても、豆腐と大根が自然に旨みを出してくれる。

「野菜だけでもちゃんと料理になる」ことを、体で覚えられる一品。

ここだけ気をつければOK:
豆腐は木綿の方が崩れにくく扱いやすい。
大根は薄めに切ると早く火が通り、時短になる。

⑤ 生姜の佃煮の作り方——保存食・常備菜づくりの最初の一歩

佃煮を自分で作ったことがあるだろうか。
多くの人は「市販のもの」と思っているかもしれないけれど、作るのは意外と簡単だ。

材料は生姜と醤油と砂糖だけ。
煮詰めていくにつれ、香りが立ち、色がつき、トロッとなる。
その変化を見ていると、料理の「なぜ」が少しわかるようになる。

冷蔵庫で2週間保存できるから、週末に作って平日の常備菜にできる。
「作りおき」の最初の一歩としても最適だ。

ここだけ気をつければOK:
水分がなくなるまで煮詰めるだけ。
焦げそうなら火を弱めるだけで、失敗のしようがない。

⑥ 餅の磯辺焼きの作り方——材料3つで作れる最シンプルな一品

最後は、材料3つだけの料理で締める。
餅・海苔・醤油。それだけ。

焼いて、つけて、巻く。5分かからない。
でも、できたてを食べたときの満足感は本物だ。

「料理は複雑なほどおいしい」は、思い込みだ。
シンプルなものほど、素材の良さが出る。
おばあちゃんはそれを知っていたから、シンプルに作り続けた。

ここだけ気をつければOK:
フライパンに油をひかずに焼くと、表面がカリッとなる。
弱火でじっくり焼くのが唯一のコツ。

料理初心者がよく悩むこと【Q&A】

Q. 料理初心者は何から始めればいい?
まずは「炒める・煮る」など基本の調理法を1つ覚えられる簡単な料理から始めるのがおすすめです。
なすの味噌炒めや肉じゃがなど、材料が少なくシンプルな和食が最初の一品として最適です。

Q. 和食を作るのに最低限必要な調味料は?
醤油・味噌・砂糖・酒・みりんの5つがあれば、ほとんどの基本和食が作れます。
この5つはスーパーで安く揃えられ、長期保存もできます。

Q. 料理が苦手でも失敗しないコツは?
計量にこだわりすぎず、「だいたい」で作れるシンプルな料理から始めることが失敗しにくいポイントです。
おばあちゃんのレシピは目分量が基本なので、多少ズレても美味しく仕上がります。

まず1品、作ってみる

6品を紹介したけれど、全部覚えようとしなくていい。

1品だけ、作ってみる。
食べてみる。
「おいしいな」と思ったら、また作る。

その積み重ねが料理上手への道で、おばあちゃんも最初はそうだったはずだ。

失敗してもいい。
「だいたい」でいい。
完璧じゃなくていい。

大事なのは、コンロの火をつけることだけだ。
田舎のおばあちゃんのごはんはこちら →