夏バテで食べられない日に|
おばあちゃんのさっぱりレシピ
梅干しご飯・そうめん・冷やし汁……暑い夏を乗り切る食卓
食欲がなくて何も食べたくない、でも何か食べないと体がもたない——そんな夏バテの日に、おばあちゃんが作ってくれたさっぱりとしたレシピを集めました。
夏バテはなぜ起きる?おばあちゃんの知恵から考える
「暑さで食欲がなくなる」という経験は、
誰もが一度はしたことがあるはずです。
夏バテの主な原因は、暑さによる体力消耗と栄養不足のサイクルです。
汗をかいてミネラルを失い、食欲も低下して栄養が入らなくなる。
するとさらに体力が落ちていく——この悪循環を断ち切るのが、
さっぱりしながらも栄養のある食事です。
おばあちゃんたちはそれを経験で知っていて、
暑い日には自然と「酸っぱいもの」「のど越しのいいもの」を
食卓に並べてくれました。
1. 梅干しご飯——疲労回復の定番
炊きたてのご飯に梅干しをのせた梅干しご飯は、
最もシンプルな夏の食卓の定番です。
梅に含まれるクエン酸は疲労物質の乳酸を分解し、
体のだるさを和らげてくれます。
また梅の酸味が唾液の分泌を促し、消化を助けてくれます。
アレンジ:梅ひじきご飯
梅干しをほぐして刻みひじき・しらす・白ごまとご飯に混ぜると、
ミネラルとたんぱく質も補える一品になります。
おにぎりにしてもおいしく、お弁当にも最適です。
2. そうめん——のど越しで食欲をよびもどす
そうめんは暑い日の昼食の王様です。
つるりとしたのど越しで、食欲がないときでもするすると食べられます。
おばあちゃん流のつけつゆ
- だし 200ml
- 薄口醤油 大さじ2
- みりん 大さじ1
だしを合わせて一度煮立て、冷ましてから器に注ぎます。
かつおだしを丁寧にとったつゆの違いは
食べればすぐにわかります。
薬味は生姜・みょうが・大葉・ねぎを細かく刻んで盛り合わせると、
食欲増進に働きます。
3. 冷やし汁——宮崎の夏の郷土料理
冷やし汁(ひやしる)は宮崎県の郷土料理で、
焼いたアジや豆腐をだしと味噌で仕立て、氷を浮かべて
冷やしてそうめんにかける料理です。
食欲がなくても食べやすく、たんぱく質もとれる優れた夏の料理です。
材料(2人分)
- 焼いたアジの切り身(またはみそ漬けの魚) 1尾
- 豆腐 150g
- だし 300ml
- 味噌 大さじ2
- きゅうり 1本
- 大葉 5枚
- すりごま 大さじ1
作り方
豆腐を水切りして崩し、焼いたアジの身をほぐします。
だし・味噌・すりごまをよく混ぜ、豆腐・アジ・薄切りきゅうりを加えて
冷蔵庫で冷やします。器に盛り、氷をのせて大葉を飾ります。
4. 梅茶漬け——どんな日でも食べられる
食欲が全くないときの最終手段が梅茶漬けです。
炊いたご飯に梅干し・わさび・刻み海苔をのせ、
熱い緑茶をかけるだけ。緑茶のカテキンは夏の殺菌・抗酸化にも
働いてくれます。
5. 酢の物——さっぱりと体をリセット
きゅうりとわかめの酢の物は、夏の副菜の定番です。
酢には疲労回復・食欲増進の効果があり、
ミネラルが豊富なわかめは夏の汗で失った栄養を補ってくれます。
三杯酢(酢1:醤油1:みりん1)を合わせてきゅうりの薄切りと
わかめをさっと和えるだけで完成します。
夏の台所は、無理しない
夏バテのときは、料理する側も体がつらいことがあります。
おばあちゃんのさっぱりレシピは、実は作るのも簡単なものばかり。
無理せず、シンプルに、体が喜ぶものを食べましょう。