さつまいもとりんごの甘煮 さつまいもと りんごの甘煮 ※写真はイメージです
#25 — 三重県 秋・冬

さつまいもと
りんごの甘煮

甘さの中のコク — 醤油ひと垂らしで仕上げる秋冬の副菜おやつ

さつまいもとりんごを一緒にコトコト煮る素朴な一品。
三重県のおばあちゃんが秋から冬にかけてよく作ってくれた副菜兼おやつで、仕上げにほんの少しだけ垂らす醤油が、甘さにほんのりコクを添えてくれます。

  • 調理時間 25分
  • 分量 4人分
  • 地域 三重県

「これくらいでええよ」

— さくらもちさんの食卓から(三重県)

材料

4人分

※ おばあちゃんのレシピでは「だいたいこのくらい」で作ることも多いため、分量は目安としてご覧ください。

主材料
さつまいも 好きなだけごろっと切って入れる (中サイズ)
りんご 1個をざくっと8つに切る
調味料
具が少し浸かるくらい (〜250ml程度)
砂糖 大さじに山盛り気味で2杯くらい (約18g)
醤油 ほんの少しだけ垂らす (約3ml)

作り方

  1. 01

    さつまいもは皮付きのままざく切りにし、水にさらして軽くあく抜きをする。5分ほど浸けておくとえぐみが取れる。

  2. 02

    りんごは皮をむかずに8つ切りにする。芯は取り除くが、大きめに切るのが特徴。

  3. 03

    鍋にさつまいもとりんごを入れ、水を「具材が少し浸かるくらい」加える。入れすぎないのがポイント。

    💡 水を入れすぎないことで、煮崩れを防ぎつつ甘みがしっかり出る

  4. 04

    砂糖を加え、中火にかける。沸騰してきたら弱めの中火にし、落とし蓋をしてコトコト煮る。

  5. 05

    10〜15分ほど煮て、さつまいもが柔らかくなってきたら、仕上げに醤油を少しだけ加える。甘さの中にほんのりコクが出る。

    💡 醤油は入れすぎると風味が変わるため、「ほんの少し」が大切

  6. 06

    さらに5分ほど煮て、全体に味がなじんだら火を止める。少し冷ますと味がしっかり染みて、よりおいしくなる。

ものがたり

「これくらいでええよ」
砂糖も目分量で、手際よく鍋に入れる祖母。
多いのではと思っても、出来上がりはちょうどよい甘さだった。

おばあちゃんは料理中、きちんと計量することはほとんどなく、「これくらいでええよ」と言いながら手際よく作っていました。特にこのさつまいもとりんごの煮物は、砂糖を入れるときも目分量で、少し多いのではと思っても、出来上がるとちょうどよい甘さになっているのが不思議でした。

情報源: おばあちゃん本人から直接教わった記憶を頼りに書いている (語り部:さくらもちさん)

食文化こぼれ話

さつまいもは江戸時代に青木昆陽によって飢饉対策として普及が進められたとされ、保存性が高く栄養価も豊富な作物です。りんごと一緒に煮る調理法は、りんごに含まれるクエン酸がさつまいもの甘みを引き立てるとされており、砂糖を控えめにしても自然な甘さが楽しめる昔ながらの知恵といえるかもしれません。