アスパラとチーズの豚肉巻きフライ アスパラとチーズの豚肉巻きフライ ※写真はイメージです
#59 — 岐阜県 春・夏・秋・冬

アスパラとチーズの豚肉巻きフライ

おしゃれを作れる祖母だった — 豚肉巻きフライの思い出

岐阜県のおばあちゃんが作るアスパラとチーズの豚肉巻きフライ。
豚肉のスライスでアスパラとチーズを俵状に巻いて揚げる、食べ応えのある一品です。
お年寄りながらに結構オシャレな料理を作れるおばあちゃんだったそうで、孫が喜んでくれたことをきっかけに定番メニューになったとのこと。

  • 調理時間 15分
  • 分量 1人分
  • 地域 岐阜県

「しっかりした味付けが好きなら塩・こしょうは5振り程度で、通常は3振り程度で十分よ。」
「一人前程度を揚げるのならフライパンに豚肉が半分程度浸かる程度の油の量で問題ないよ。」

— シャチさんのおばあちゃん(岐阜県)

材料

1人分

※ おばあちゃんのレシピでは「だいたいこのくらい」で作ることも多いため、分量は目安としてご覧ください。

主材料(一人前)
豚肉スライス 4枚
アスパラ 3本 (袴部分をピーラーで削いで4等分に切る)
スライスチーズ 2枚 (3等分に切る)
衣・調味料
1個 (バッター液用)
薄力粉 適量 (バッター液用)
パン粉 適量
しっかりめなら5振り、通常は3振り程度 (下味用)
こしょう しっかりめなら5振り、通常は3振り程度 (下味用)
揚げ油 豚肉がしっかり浸るくらい (一人前なら豚肉が半分浸かる程度でOK)

作り方

  1. 01

    豚肉のスライスをまな板の上に一枚広げる。

  2. 02

    スライスチーズを3等分に切って広げた豚肉の上に置く。

  3. 03

    アスパラの袴部分をピーラーで削いでアスパラを包丁で4等分に切る。

  4. 04

    切ったアスパラを広げた豚肉とチーズの上に3〜4本程度置く。

  5. 05

    具材を乗せた豚肉を端から包んでいき俵状にして包む。これを食べる分だけ用意する。

  6. 06

    俵状に包んだ豚肉に塩とこしょうで下味を付ける。

  7. 07

    卵と薄力粉でバッター液を作って、先ほど作った豚肉に潜らせてからパン粉をしっかりと全面に付けて油の中に投入する。

    💡 バッター液にしっかり潜らせるとパン粉が均一につく

  8. 08

    きつね色になるまで揚げて中からチーズが溢れてこないように気をつけながらフライにして完成。

    💡 中温(170〜180℃)でじっくり揚げるとチーズが溢れにくい

ものがたり

小学生のある日、母の代わりに夕飯を任された祖母。
俵状に巻かれたフライからチーズが溢れて、
「お年寄りもおしゃれを作れるんだ」と驚いた。

初めてこの料理を食べたのは小学生の時で、母がPTAの役員で夕飯をおばあちゃんに作るように頼んだのがキッカケ。当時はお年寄りながらに結構オシャレな食べ物をおばあちゃんは作れるんだなといった印象を持っており、初めて食べた時の記憶は今でもかなりの大好物だと思えるほど美味しくて感動し、食べ応えのある料理だった。そのことをおばあちゃんに言ったらおばあちゃんも喜んでくれて定期的におばあちゃんが家に来て作ってくれるようになったこと。大人になった今でも自分で作るほどこの料理は大好きで色褪せず、これから先何度も作っていくことになるおばあちゃんお手製を手作り料理である。

情報源: おばあちゃん本人から直接教わった記憶を頼りに書いている (語り部:シャチさん)

食文化こぼれ話

岐阜県は飛騨牛や朴葉味噌など伝統的な食文化で知られていますが、戦後の食の洋風化の流れのなかで、フライやカツなどの洋食を家庭料理に取り入れる家庭も増えていったようです。豚肉巻きフライは肉を薄くスライスして具材を包む調理法で、少量の肉でもボリュームを出せる工夫として昭和の家庭で広まったとも言われています。