※写真はイメージです 肉じゃが
甘いもんから先に入れる — 計量しなくても毎回同じ味の牛肉じゃが 肉じゃがは日本の家庭料理の代名詞ともいえる一皿です。
島根県では牛肉を使うのが一般的とも言われています。
甘い調味料から先に入れて味を染み込ませ、一度冷ましてから温め直すのがこのレシピのポイント。
「「だいたいでええんよ」が口癖で、計量スプーンはほとんど使わなかった。それでも毎回同じ味に仕上がるのが不思議だった。」
「調味料は甘いものから先に入れるのが決まり。」
材料
※ おばあちゃんのレシピでは「だいたいこのくらい」で作ることも多いため、分量は目安としてご覧ください。
| 主材料 | |
| じゃがいも | 人数分よりちょっと多め (中サイズ。5〜6個) |
| 玉ねぎ | 鍋に広がるくらい |
| にんじん | 色が出るくらい入れる |
| 牛こま切れ肉 | ケチらんでええ |
| しらたき | ひと袋 |
| 調味料 | |
| 醤油 | ぐるっとひと回し (大さじ3) |
| 砂糖 | 甘みが分かるくらい (大さじ2) |
| みりん | ちょろっと (大さじ2) |
| 酒 | ひとさし (大さじ2) |
| 水 | 具がちょっと顔出すくらい |
| 油 | 鍋の底に薄く (大さじ1) |
作り方
- 01
じゃがいもは皮をむいて大きめに切り、水にさらしておく。にんじんは乱切り、玉ねぎはくし切りにする。しらたきは下ゆでして食べやすく切る。
- 02
鍋に油をひいて中火で熱し、牛肉を先に炒める。
💡 「色が変わればええ」とのこと
- 03
玉ねぎ・にんじんを加えて軽く炒め、全体に油が回ったらじゃがいもとしらたきを入れる。
- 04
水を加え、具が少し見えるくらいに調整する。沸騰したらアクを取る。
- 05
砂糖→酒→みりん→醤油の順で調味料を加える。
💡 「甘いもんから先に入れると味が染みる」がおばあちゃんの教え
- 06
落とし蓋をして弱めの中火で15〜20分ほど煮る。途中で鍋をゆすって焦げないようにする。
- 07
じゃがいもが柔らかくなったら火を止め、そのまま少し置いて味をなじませる。食べる前に軽く温め直すとより美味しい。
💡 煮すぎてじゃがいもを崩さないこと。一度冷ますと味がしみ込む
ものがたり
「まだ味が入っとらんけん待ちなさい」
つまみ食いしようとすると、
祖母はいつも笑いながら手を止めさせた。
肉じゃがを作る日は台所に甘い醤油の匂いが広がって、「今日は肉じゃがだな」とすぐ分かりました。煮ている途中でつまみ食いすると「まだ味が入っとらんけん待ちなさい」とよく笑いながら言われました。翌日の肉じゃがはさらに味がしみていて、家族みんなの楽しみでした。素朴な料理ですが、家族が集まると自然と食卓に並ぶ、安心する味の代表でした。
食文化こぼれ話
肉じゃがは明治時代に考案されたとも言われる、日本を代表する家庭料理のひとつです。西日本では牛肉を使うことが多いとされ、島根県でも牛肉の肉じゃがが一般的のようです。