※写真はイメージです たっぷり昆布のごった煮
富山のもったいない精神 — だしを取った昆布まで煮込む一鍋 富山県は北前船の寄港地として古くから昆布の消費量が多いことで知られています。
だしを取った後の昆布も捨てずに具材として煮込む「もったいない精神」が根付いており、冷蔵庫や畑の残り物を活かした煮物は富山の家庭の味そのものかもしれません。
「何ももったいないことをしてはいけないよ。昆布はだしを取っても最後まで使い切るの。」
「冷蔵庫に残っているものを何でも入れていいんだよ。それが一番おいしくなる秘訣。」
材料
※ おばあちゃんのレシピでは「だいたいこのくらい」で作ることも多いため、分量は目安としてご覧ください。
| 主材料 | |
| 大根 | 半分くらい (皮をむいて適当な大きさに切る) |
| 人参 | 1本 (皮をむいて一口大に切る) |
| しいたけ | 数枚 (細切りにする) |
| こんにゃく | 半分くらい (細切りにする) |
| じゃがいも | 2個 (一口大に切る) |
| 鶏肉 | 少々 (食べやすい大きさに切る) |
| だし・調味料 | |
| 昆布 | だしで使ったもの全て (だしを取った後、結び昆布や細切りにして具材として一緒に煮込む) |
| 醤油 | 少々 |
| みりん | 少々 |
| 砂糖 | ひとさじ |
| 塩 | ひとつまみ (最後に味を調整する) |
作り方
- 01
大根、にんじんは皮をむいて適当な大きさに切り、じゃがいもも一口大に切ります。
- 02
しいたけとこんにゃくを細切りにして、鶏肉は食べやすい大きさに切ります。
- 03
鍋に昆布で取っただしを入れ、野菜と肉を加えて煮始めます。
💡 だしを取った昆布は捨てずに結び昆布や細切りにして一緒に入れる
- 04
沸騰したらアクを取り、醤油、みりん、砂糖を少しずつ加えて味を整えます。
- 05
全体が柔らかくなるまで中火でじっくり煮込みます。最後に塩で味を調整して完成です。
💡 じっくり煮込むほど昆布の旨みが全体に染みわたる
ものがたり
「何ももったいないことをしてはいけないよ」
冷蔵庫や畑の残り物を寄せ集めて、
だしを取った昆布も結んで鍋に戻した。
おばあちゃんが何ももったいないことをしてはいけないと言いながら、冷蔵庫や畑の残り物を活用して作ってくれた魔法のような料理です。富山では昆布をよく使うため、出汁を取った後の昆布も捨てることなく、結び昆布にしたり細切りにしたりして具材として一緒に煮込まれていました。特に寒い冬の夜、火鉢のそばで鍋がコトコトと鳴る音を聞きながら、家族でおしゃべりをして過ごした時間は今でも忘れられません。おばあちゃんの煮物は、心も体も芯から温めてくれる最高のごちそうでした。
食文化こぼれ話
富山県は北前船の寄港地として昆布の消費量が全国トップクラスとも言われています。だしを取った後の昆布も捨てずに具材として使い切る「もったいない精神」が富山の食文化に深く根付いているようです。