季節の手仕事

しょっぱいたくあんの対処法
塩抜き・アレンジレシピまとめ

捨てなくて大丈夫。しょっぱいたくあんにはしょっぱいなりの食べ方がある

約5分で読める

手作りたくあんがしょっぱすぎて食べられない。でも捨てるのはもったいない。塩抜きの方法から、しょっぱいたくあんを活かすアレンジまで、おばあちゃんの知恵をまとめた。

たくあんを漬けてみたら、しょっぱすぎた。

これは手作りたくあんでよくあること。塩を少し多く入れすぎたり、漬ける期間が短くてまだ味がなじんでいなかったり。市販品と比べて塩気が強いのは、昔ながらのたくあんの特徴でもある。

でも、しょっぱいからといって捨てる必要はない。塩抜きの方法を知っていれば、ちゃんとおいしく食べられる。それでもまだ塩辛いなら、料理の調味料代わりに使えばいい。

おばあちゃんは「しょっぱいなら水にさらしなさい。それでもだめなら煮ちゃいなさい」と言っていた。

たくあんの塩抜き方法

しょっぱいたくあんは、水にさらすだけで塩気を抜くことができる。

基本の手順:
1. たくあんを薄切り(3〜5mmの輪切り)にする。薄いほうが塩が抜けやすい。
2. ボウルにたっぷりの水を張り、たくあんを入れる。
3. 30分〜1時間ほど浸ける。途中で一度水を替えるとより効果的。
4. 味見して、ちょうどよい塩加減になったら水気を切る。

ポイント:
・丸ごとではなく、必ず切ってから水にさらす。丸ごとだとなかなか塩が抜けない。
・長くさらしすぎると旨みまで抜けてしまうので、こまめに味見すること。
・「ちょっとだけしょっぱい」くらいで引き上げるのがちょうどいい。ご飯と一緒に食べるとき、薄味だと物足りなくなる。

しょっぱいたくあんのアレンジ

塩抜きしてもまだ塩辛い、あるいは食感が変わって気になる場合は、料理に使うのが正解だ。たくあんの塩味がそのまま調味料になる。

チャーハンの具に

細かく刻んだたくあんをチャーハンに入れる。たくあんの塩味と歯ごたえがアクセントになって、味付けの醤油を減らせる。ネギと卵と合わせるだけで、立派なたくあんチャーハンになる。

炒め物に

千切りにしたたくあんを、油揚げやきのこと一緒に炒める。ごま油で炒めると香ばしさが加わっておいしい。味付けはたくあんの塩気だけで十分なことも多い。

お茶漬けに

薄切りのたくあんを熱いお茶漬けにのせる。しょっぱさがお茶で和らいで、ちょうどよい塩梅になる。シンプルだけど、おばあちゃんの夜食の定番だった。

煮物にする

古漬けや塩辛いたくあんを甘辛く煮る「たくあん煮」は、北陸地方などで見られる家庭料理のひとつとも言われている。

水にさらして塩抜きしてから、だし汁と醤油、砂糖で煮含める。酸味が出た古漬けにも使える、万能な食べ方だ。

そもそもなぜしょっぱくなる?

次に漬けるときのために、原因も知っておくと安心だ。

塩の入れすぎ: 干し大根の重さの5〜6%が目安。7%を超えるとかなり塩辛くなる。
漬け期間が短い: 漬けてすぐは塩味が尖っている。1ヶ月以上寝かせると発酵が進み、塩味がまろやかになる。
大根の干しすぎ: 水分が抜けすぎた大根は、塩分が凝縮されて感じやすい。

たくあんの基本の作り方と塩加減のコツは、こちらの記事で詳しくまとめている。

よくある質問

Q. 塩抜きすると味が抜けすぎない?
長時間さらしすぎなければ大丈夫。30分ごとに味見して、「ちょっとしょっぱい」くらいで引き上げるのがコツ。

Q. 塩抜きしたたくあんは日持ちする?
塩を抜くと保存性が下がる。塩抜き後は冷蔵保存で2〜3日以内に食べきるのが安心。

Q. 最初から塩辛くならないようにするには?
塩は干し大根の重さの5〜6%を守ること。計量が不安なら、キッチンスケールで量ると確実だ。

まとめ

しょっぱいたくあんは、失敗じゃない。

・水にさらせば塩抜きできる
・料理に使えば調味料代わりになる
・煮物にすれば、また違うおいしさになる

おばあちゃんの台所では、しょっぱいものは水にさらし、酸っぱいものは煮る。食材を捨てずに最後まで食べきる知恵が、いつもそこにあった。

📌 関連レシピ

このレシピを見る →